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資材選びで固定資産税が変わる!?

資材選びで固定資産税が変わる!?

1.固定資産税ってどう決まるの?

家の固定資産税は、市町村の調査員が家を訪問し、家づくりに使われている資材の種類や数量を調査します。

そして、その調査結果をもとに家の価格を計算します。 

2.資材によって評価額が変わる

家の評価額を計算する際には、総務省の固定資産評価基準が使われます。

固定資産評価基準では、資材ごとにすべて点数が決められていて、点数が高くなるほど家の評価は高くなります。
ざっくり言うと、家の面積が広い、良い素材を使っている、グレードの高い家であるほど家の評価額は高くなります。


3.家の評価額と固定資産税の計算方法

家の評価額

点数の合計点=家の評価額 になります。

たとえば採点結果の合計が1000万点なら、1000万円が家の評価額です。
また。建築年からの経過年数に応じて、家の評価額を下げるしくみ(経年減点補正率)があります。

 

固定資産税の計算方法

固定資産税=家の評価額×固定資産税率1.4%

家の評価額が1000万円なら、1000万円×1.4%で14万円が固定資産税の額になります。

 

4.同じ面積でも素材が違えば、固定資産税はこれだけ違う!

 一般的な30坪程度の2階建て戸建住宅を想定して大まかに算出してみました。※2022年7月1日現在

 

屋根 110㎡の場合

・瓦(上)…26,318円(17090点×110㎡×1.4%)

・スレートボード…21,175円(13750点×110㎡×1.4%) 5,143円の差!


外壁 140㎡の場合

・タイル壁…23,304円(11,890点×140㎡×1.4%)

・鋼板…12,955円(6610点×140㎡×1.4%) 10,349円の差!

 

部屋の床 1部屋8畳(13㎡)の場合

・畳(上)…1,733円(9,520点×13㎡×1.4%) 

・畳(並)…1,301円(7,150点×13㎡×1.4%) 

・木質系床仕上(上)…1,518円(8,340点×13㎡×1.4%) 

・木質系床仕上(並)…617円(3,390点×13㎡×1.4%) 

・カーペット(並)…1,667円(9,160点×13㎡×1.4%) 

・カーペット(並)…795円(4,370点×13㎡×1.4%) 

床仕上げは、同じ素材であってもランクごとに点数が細かく分かれています。

 

いかがでしょうか。

お客様の希望に沿った家を建てるのが一番ですが、外壁など面積の大きい箇所では1万円以上の差があります。

デザインや材質に迷ったときは固定資産税という観点で検討してみてもいいかもしれませんね。



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